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ボルドーワインの格付け (ブルジョワクラスについて)

ブルジョワの歴史について(2007年まで)
メドック地区の、グラン・クリュ61シャトーに次ぐクラスとして、
1988年にクリュ・ブルジョワという格付けが公式に認められ、
現在160余のシャトーがこのクラスに属しています。
もともとクリュ・ブルジョワは1932年に私的なシンジケートとしてスタートしたもので(その後度々再編成)、
しかもグラン・ブルジョワ・エクセプショネールとか、
グラン・ブルジョワといったさらに細かい分類も行っていましたが、
’88年以降は一括してクリュ・ブルジョアと呼称されることになりました。
247シャトーを「クリュ・ブルジョワ」に認定 (2003年6月22日、ボルドー商工会議所)
1932年に初めてメドックのクリュ・ブルジョワが認定されてから71年。
このほどクリュ・ブルジョワの見直しが行われ、490生産者が申請し、247のシャトーが認定された。
このうち、9生産者がクリュ・ブルジョワ・エクセプショネル、
87生産者がクリュ・ブルジョワ・シュペリュール、
151生産者がクリュ・ブルジョワに格付けされた。2003年のヴィンテージより適用される。
対象ワインはAOCメドック、オー・メドック、リストラック、マルゴー、ムーリス、ポイヤック、
サン・テステフ、サン・ジュリアン。

「1855年メドック格付け」に入らなかったシャトーの中から1932年にクリュ・ブルジョワ級という格付けがなされた。
その後何度か改定があり、一番新しいのは2003年6月の改定。クリュ・ブルジョワ級はAOCメドックMedoc、
オー・メドックHaut-Medoc、サン・テステフSt-Estephe、ポイヤックPauillac、サン・ジュリアンSt-Julien、
マルゴーMargaux、リストラック・メドックListrac-Medoc、ムーリス・アン・メドックMoulis-en-Medocの
8アペラシオンが対象。
等級の呼称が微妙に変わり、上から
■クリュ・ブルジョワ・エクセプショネルCrus Bourgeois Exceptionnels(9銘柄)
■クリュ・ブルジョワ・シュペリュールCrus Bourgeois Superieurs(87銘柄)
■クリュ・ブルジョワCrus Bourgeois(151銘柄)
の3つに分けられ、今まで400以上あったクリュ・ブルジョワ級が合計247銘柄となった。
(*シャトー側から申請をし、それをワイン業界関係者で審査しているので
Ch.ソシアンド・マレSociando-Malletのように申請してないシャトーは品質がよくても格付けに入ってない)
クリュ・ブルジョワ級のワインは、メドック格付けに入っていないと言っても
質的に格付けシャトーに匹敵するものも多い。
クリュ・ブルジョワ級は3つの等級に分けられているが、EUの現在の法律ではラベルに「
Cru Bourgeois」としか表示出来ず、クリュ・ブルジョワ内の上級格付けであることは明示出来ない。
今まで私的格付けという位置付けだったが、2003年の改定から公的な格付けとなったため、
将来的にはラベルの表示も可能になる予定。 *新格付け適用は2003年収穫分より


クリュ・ブルジョワの格付け表

http://www001.upp.so-net.ne.jp/voyage-du-vin/sub9-bod-cb.html


クリュ・ブルジョワの歴史 Histoire de Cru Bourgeois (2008年以降最新まで)
クリュ・ブルジョワについてお話しようと思うなら、たどってきた紆余曲折から語らなければなりません。
というのは、近年になってクリュ・ブルジョワは、特に厳しい環境にあり、その都度、変化し続けているので、
その経緯を知っておくことが大切なのです。
現代的な意味での、Cru Bourgeois (クリュ ブルジョワ)の始まりは、1932年。
メドック地区のシャトーで、1855年の格付け(1級から5級)の対象にならなかったシャトーのうち、
質の高いワインのシャトーオーナーたちが、自分たちのワインに付加価値を付けるために、
ワイン仲買人に頼んで作った格付けが始まりです。このとき、444銘柄が、クリュ・ブルジョワに選ばれました。
ただし、この時代のクリュ・ブルジョワに法的な根拠はなく、非公式の格付け。
会員が勝手に名乗っているだけという状態が、50年以上も続きました。

1990年代の後半、「クリュ・ブルジョワ」というラベルに法的ステータスを持たせたいという機運がおこります。
そして、2000年には政府からのゴーサインを得て、2003年には政府公認の新しいクリュ・ブルジョワの
リストが発表されました。このリストの作成にあたっては、490のシャトーからの申し込みがあった中から、
選ばれたのはわずか249のシャトー。そしてそれらのシャトーは、3つの等級に格付けされました。
このリストを作成したコミッションには、ワイン商や仲買人とともに、シャトーのオーナー自身が加わっていたので、
客観性に欠けるとの指摘もあり、発表当初から物議をかもしていました。
当然のように、格付けから漏れた77のシャトーがそれを不服として訴えを起こし、
その結果、2007年に行政裁判所で、正式にクリュ・ブルジョワの格付けが取り消されました。
そして、2007年ミレジム以降の”クリュ・ブルジョワ”という表記の禁止、という厳しい結果がでてしまいました。
それ以降、クリュ・ブルジョワ連盟は、復活に向けての活動を続け、
そしてようやく新しい形での”クリュ・ブルジョワ”が、2009年11月の政令で認められました。
2008年ミレジムからの”クリュ・ブルジョワ”という表記の法的根拠を得たのです。
ただ、それまでのクリュ・ブルジョワは”classement(格付け)”のひとつと認識されていましたが、
この新しい2008年のミレジムからは、等級、序列のない”reconaissance(認証)”としての再出発となりました。
数百もある「クリュ・ブルジョワ」のワインが、すべて同じステイタス表記になるということです。
これを機に、これまでcrus bourgeois exceptionnels(クリュ・ブルジョワ・エクセプショネル)
に格付けされていた9つのシャトーは、クリュ・ブルジョワ連盟から去りました。
そして、”Exceptionnels du Medoc(エクセプショネル デュ メドック)”というシンジケートを作って
独自にプロモーション活動をしていくことを発表しています。

クリュ・ブルジョワの現状 Statut actuel de Cru Bourgeois
2008年ミレジムから再出発した”Reconaissance de crus bourgeois(ルコネッサンス ド クリュ ブルジョワ)”
は、日本語では「クリュ・ブルジョワ認証」と訳されていることからもわかるとおり、
「格付け」という性質はなくなりました。格付けというよりも、品質ラベルといった性質のものになったのです。
そして、その「認証」は、生産者であるシャトーに与えられるのではなく、
ミレジムに与えられるという点も、大きな変更点といえるでしょう。
ですから、ワインのエチケットに「クリュ・ブルジョワ」と表記することを希望するシャトーは、
表記を希望するミレジムごとに、言い換えると毎年、必要書類、試飲のための試作品を提出して、
審査に合格する必要があります。
ただ、審査期間は数か月にわたり、その間は、生産者側に何度でもチャンスが与えられます。
一度試飲で不合格になったとしても、アッサンブラージュを変えるなどして、
数週間後に新たな試作品を提出することができます、そして、それが合格すれば、
認証が与えられるというシステムです。
そして、この新しい「クリュ・ブルジョワ認証」では、上位、下位の優劣、等級はなく、すべて同じステイタスです。
2003年のクリュ・ブルジョワのリストでは3段階の等級があり、
上から「クリュ・ブルジョワ エクセプショネル」、
「クリュ・ブルジョワ シュペリウー」
そして、「クリュ・ブルジョワ」となっていましたが、これらの等級はなくなりました。
2008年のクリュ・ブルジョワ認証では、243の銘柄が認証を受けています。(クリュ・ブルジョア連盟公式HP参照)
2011年7月現在、2009年ミレジムの試飲が行われており、試飲は7月末まで続けられるとのこと。
2009年ミレジムの「クリュ・ブルジョワ認証」を受けたワインのリストは、9月15日以降に発表されるそうです。


クリュ・ブルジョワの畑と対象地区(アペラシオン) Appellations de Cru Bourgeois
クリュ・ブルジョア認証の対象となるのは、メドック地区の8つのアペラシオンです。
広域AOC、Appellations sous-regionales(アペラシオン スー・レジオナル)では2つ。
Medoc(メドック)と、Haut-Medoc(オーメドック)。
そして、市町村単位のAOC、Appellations communales(アペラシオン コミュナル)としては6つ。
Moulis-En-Medoc(ムリス)、Listrac-Medoc(リストラック)、Pauillac(ポイヤック)、
Saint-Julien(サン・ジュリアン)、Saint-Estephe(サン・テステフ)、Margaux(マルゴー)です。
クリュ・ブルジョワのワインは、メドック地区全体で生産されるワインの約40パーセントに相当します。

クリュ・ブルジョワに参加しないシャトーたち  Les chateaux qui ne voulent pas etre cru bourgeois
クリュ・ブルジョワ認証に移行したのを機に、エクセプショネルの9つのシャトーが、
他のクリュ・ブルジョワのシャトーと同格化されることを嫌って、クリュ・ブルジョワ連盟から脱退しました。
エクセプショネルの9つのシャトーとは、chateau Chasse-Spleen、chateau Haut-Marbuzet、
chateau Labegorce-Zede、chateau Les Ormes de Pez、chateau de Pez、chateau Phelan Segur、
chateau Potensac、chateau Poujeaux、chateau Siranです。
それ以前から、メドックの有力シャトーの中には、1855年の格付けの下位に相当するか、
あるいは、クリュ・ブルジョワのエクセプショネルに相当するような高い評価を得ていながら、
あえてクリュ・ブルジョワに参加しないという選択をし続けてるシャトーもあります。
例えば、A.O.C.Haut-Medoc(オー・メドック)の chateau Sociando-Mallet(シャトー ソシアンド・マレ)、
A.O.C.Sant-Julien(サン・ジュリアン)のchateau Gloria(シャトー グロリア)などがあります。



2008年以降のクリュ・ブルジョワを購入する場合は良く吟味する必要があるかもしれません。
玉石混合の可能性が高いですね!!!(宝が眠っている可能性もありますね!)

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独断と偏見と愛に満ちた地域ブログです。 日記、コラム、コピペ、写真、動画、なんでもあり。 ラテン系四国人、通称「カンナビ」が 発信する「だいじょうぶかぁ?」なブログ。

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